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学びを重ね、「引き出し」を増やし続ける
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設計
木藤 順子(きとう じゅんこ)
Q1.普段はどのような仕事をしていますか?
オーダーリノベーションサービス「マイリノ」の設計を担当しています。午前中は主に発注業務を行い、午後はお客さまのプラン設計に取り組むことが多いです。物件の進捗に応じて、現場対応を最優先に行っています。
Q2.仕事をする上でこだわっていることは何ですか?
お客さまに喜んでいただくことを最優先にしています。設備や内装の仕上げに関しては、お客さまが画像を持参されることも多いので、それを基に一緒に商品を探しています。膨大な選択肢の中から理想のものを見つけるのは簡単ではありませんが、それがまたやりがいでもあります。学ぶべきことも多く、日々新しい発見がありますね。
Q3.仕事をしていて難しいと感じることは何ですか?
マイリノの設計に携わる前は、水まわりのリフォーム業務を担当していました。リフォームの場合、住み慣れた家での設備に関する困りごとが明確で、浴室やキッチンがメインでした。
マイリノではそれが一転して、求められるものやお客さまの年齢層が異なります。物件探しから始めるワンストップリノベーションの場合は、これまで住んでいた家ではないためヒアリングの難しさを感じることもあります。
そのため、話のきっかけをつくったり、打ち合わせの回数を重ねたりして、お客さまとの信頼関係を築くことを大切にしています。
Q4.仕事をしていて嬉しい瞬間はどんなときですか?
お客さまが求めているものや、探しているものを見つけられた瞬間が一番嬉しいですね。
ご要望に合う収納設備がなかなか見つからず、何社ものショールームを巡られて試行錯誤を繰り返されたお客さまが無事にご納得いただける商品を見つけられたときは、解決策を模索しながら一緒に探し続けてきたことに大きな喜びを感じました。
Q5.これから取り組んでいきたいことは何ですか?
日々、自分の「引き出し」を増やしていきたいですね。これまでの経験の中でも、デザインや設備の流行は目まぐるしく変わってきましたし、無限に学ぶことがあります。
洗面台ひとつとっても「最近はこういうデザインが主流なんだな」と感じることが多いです。だからこそ、常に新しい引き出しを増やしていく努力が必要だと感じています。
Q6.リノベーションを検討している方にメッセージをお願いします
工事が始まる前の段階が特にワクワクする時間かと思いますので、新しい家での楽しい暮らしをイメージしながら、その時間も存分に楽しんでいただけたらと思います。
最近は、好きなテイストやインテリアの画像を集めているお客さまが多いので、「ぜひ共有してください」とお声がけしています。中には「これも好き」「あれもいい」と、多くを取り込みすぎて方向性を見失ってしまう方もいらっしゃいますが、同じような写真が何枚もフォルダーに入っていると、「このスタイルがお好みなんですね」と自然と方向性が見えてくることもあります。
お客さまの「好き」や理想を一緒に見つけていけたらと思っておりますので、ぜひ一緒にリノベーションを楽しみましょう。
設計 木藤 順子(きとう じゅんこ)
奈良県出身。大学卒業後、システムキッチンのショールーム勤務やリフォームの設計を担当。現在はオーダーリノベーションサービス「マイリノ」の設計に携わっている。趣味は、観劇。毎月さまざまなジャンルの観劇を楽しんでいる。
